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日本語とリズム

今回はリズム天国から離れ、日本語におけるリズムについて話します。
我々が毎日使う日本語には独特の形式詩があります。このリズムを知り、伝統を学んでいきましょう!
なんか堅くなっちゃいましたが、お気軽にどうぞ〜🐾

日本語リズム① 和歌

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

紫式部

まず一つ目に紹介するのは和歌です。学校の行事で百人一首大会やったことありませんか?
和歌は日本伝統の詩歌形式で「五七五七七」のリズムで作られます。

タタタタン・タタタタタタタン・タタタタン・タタタタタタタン・タタタタタタン〜

最後はなんか音伸ばしたくなります。
古くは7世紀の万葉集や古今和歌集でも詠まれていた日本で最も歴史がある形式です。
限られた音や決まったリズムで情景や気持ちを表現することは千年以上受け継がれています。始まりのリズムといえます。

日本語リズム②俳句・川柳

古池や蛙飛び込む水の音

奥の細道 松尾芭蕉

芭蕉さん好きな食べ物何ですか

ギャグマンガ日和5巻 五月雨を集めて早し最上川より 曽良くん

ウニだけど?

ダメおっさん俳聖松尾芭蕉によって開かれた形式です。五七五のリズムは最も馴染みがあるはずです。街で見かける交通安全の標語などに使われるリズムですし、バラエティ番組でも企画組まれたりしてますよね。
リズム天国シリーズにおいても、読み物に川柳や五七五の標語が使われています。この形式はリズム天国とも深い関わりがあると言えますね!

日本語リズム③都々逸

散切り頭を叩いてみれば文明開花の音がする

文明開化

立てば芍薬歩けば牡丹歩く姿は百合の花

俳句や短歌に比べて浸透していないかもしれませんが、この形式は個人的に最も好きな形式です。
和歌はゆっくりなテンポのイメージですが、この都々逸はハイテンポです。
音数が七七七五の26文字であり、文字数が最も多いです。その分様々な表現ができます。
この形式が発達したのは江戸時代。先の二つと比べると新しいです。その分、現代の我々が作るリズムと最も近い形といえます。

リズムを刻んでみよう

ここまで三つのリズムを見てきました。いかがでしたか?
リズムを大切にしているリズム天国の根底にも、これら伝統的なリズムの系譜が流れています。
これらの形式を抑えておけば、リズム天国だけでなくリズムに乗ることがより楽しくなるかもね!
最後に、リズム天国を題材にした川柳と都々逸の作品でお別れです!和歌は難しかったです!

舞い踊り 笑って刻む リズムかな

海陸

リズムに合わせて ボタンを押せば 無限に広がる リズムの世界

海陸

ではまた!

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